「＜Re:ゼロ＞レグルスの能力の秘密を暴くも危機に直面…勝敗の行方は？」

TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』の第3シーズン「反撃編」、第62話が2月26日に放送されました。レグルスの権能の謎を解明したスバルとエミリアは、ついにレグルスとの最終対決を迎え、視聴者からは別れの言葉が寄せられました。(※以下、ネタバレを含みます)

■「Re:ゼロから始める異世界生活」

この作品は、2012年に始まったWeb小説「小説家になろう」での連載を元にしており、2014年からはMF文庫Jから出版されています。異世界に召喚されたナツキ・スバルが、死を経験することで時間が巻き戻る“死に戻り”の力を使い、大切な人々を守るために戦うダークファンタジーです。

これまでに、1st season（全25話）は2016年に放送され、続いて2nd seasonの前半（全13話）が2020年、後半（全12話）が2021年に放送されました。また、OVAも2作品公開されています。

2024年10月2日から始まった3rd seasonは、「聖域」解放から1年後を描き、平穏な日々を送るスバルたちの元に王選候補アナスタシアから水門都市プリステラへの招待状が届くところから物語がスタートします。アニメーション制作はWHITE FOXが担当し、監督は篠原正寛、シリーズ構成は横谷昌宏が務めています。

■レグルスへの”本音”が共感を呼ぶファンの声

レグルスの心臓が停止していることを確認したスバルは、レグルスの権能が“無敵化”ではなく“時間停止”であることを突き止めました。これにより、彼が攻撃を無傷でやり過ごす理由が明らかになりました。さらに、スバルはレグルスの花嫁たちとの関係にも考えを巡らせ、エミリアを彼女たちのもとへ向かわせます。

エミリアが半壊した聖堂に戻ると、花嫁たちは整然と座っていました。彼女たちはレグルスに逆らうことができず、スバルの助けを得るために協力を求めます。エミリアの熱意に心を動かされた184番は、他の花嫁たちと共にレグルスへの本音を吐露します。「嫌い」「ずっと嫌だった」といった彼女たちの言葉に、視聴者からは共感の声が上がりました。

184番は、花嫁たちの気持ちが一致していることを確認し、エミリアに本当の名前を明かします。それにより、レグルスを倒すために協力することを決意しました。

■意外な人物がエミリアの窮地を救う

一方、スバルはレグルスと対峙し、時間稼ぎをしていました。スバルがレグルスの権能の秘密を聞き出す中、エミリアは花嫁たちを氷漬けにし、彼女たちの心臓を一時的に停止させます。

スバルと合流したエミリアは、再びレグルスに攻撃を仕掛けますが、レグルスの擬似心臓がエミリア自身の心臓に寄生していることに気づきます。スバルは「見えざる手」の能力を使って、エミリアの心臓に寄生しているレグルスの擬似心臓を破壊しようとします。

■ついにレグルスとの一騎打ち

スバルは見事にレグルスの擬似心臓を破壊。これにより、エミリアはレグルスに対して無制限の攻撃を加えることが可能に。しかし、追い詰められたレグルスは「2対1は卑怯だ」と叫びます。

その時、スバルはラインハルトの登場を告げ、レグルスは抵抗する間もなく彼の剣によって打ち上げられます。最終的に、レグルスはエミリアとスバルのコンビネーションによって敗北し、視聴者からは彼の運命に対するさまざまな意見が寄せられました。

レグルスを倒した後、エミリアは氷漬けの花嫁たちのもとへ向かい、無事に彼女たちが目を覚ますことで、物語は新たな局面を迎えます。残された戦いの行方は、視聴者の期待を集めています。

■文／苫とり子