
オリックス・バファローズは12日、コンプライアンス違反の疑いから活動を自粛していた山岡泰輔投手が、13日より活動を再開することを発表しました。球団は、「自粛中であった山岡選手の活動再開について、以下の通りお知らせいたします」とコメントし、自粛期間中の対話を通じて、山岡選手が深く反省していると判断したため、再開を許可したと伝えました。
山岡選手は自身のコメントを発表し、「皆様にご心配とご迷惑をお掛けしたことを心からお詫び申し上げます。信頼を損ねてしまった行動を深く反省しています」と謝罪の意を示しました。
さらに、「自粛期間中、ボールを握れない日々を過ごし、野球が自分にとってどれほど大切なものかを痛感しました。宮崎から突然姿を消し、心配をかけたファンの皆様には本当に申し訳なく思っています。今後は、野球選手として、また社会人として、信頼を取り戻す人間になる必要があると強く感じています」と続けました。
また、山岡選手は「球団に私の思いを伝え、理解を得て活動を再開する運びとなりました。野球ができる喜びを胸に、全力で取り組んでいきます」と意気込みを語りました。
球団側は、山岡選手が当面は個人練習を行う予定であり、チームに合流したタイミングから取材に応じると説明しました。それまでは、個別取材は控えていただくようお願いしています。
なお、オリックスは2月21日に、山岡選手がオンラインカジノを利用していたとの情報を受け、調査を開始したことを明らかにしました。球団は18日に山岡選手と面談し、海外のカジノが運営するポーカー大会に参加していた事実を確認したと報告しています。球団は、プロ野球選手としての自覚を欠いた行動であったとの見解を示し、山岡選手はその後、大阪市内で警察に相談を行ったことも併せて発表しました。
現在、山岡選手は活動自粛を命じられていましたが、この度の判断により、再びフィールドに戻ることが期待されています。プロ野球界におけるコンプライアンスの重要性は年々高まっており、選手たちの行動がどれほどの影響を与えるかは計り知れません。山岡選手がこの経験を通じて成長し、ファンの信頼を再び得ることができるのか、今後の動向に注目が集まります。