プロスケーターの高橋大輔(38歳)と人気アイドルグループ「NEWS」の増田貴久(38歳)が、2025年に開催されるアイスショー「氷艶hyōen 2025―鏡紋の夜叉―」でW主演を務めることが発表された。この製作発表は12日、東京都内で行われ、演出を担当する堤幸彦監督(69歳)や劇中の音楽を手がけるミュージシャンのSUGIZO(55歳)も出席した。
高橋は過去に3回の氷上エンターテインメントに挑戦しており、今回は初めてのW主演ということで、増田と共に新たな挑戦をする。物語は、高橋の故郷・岡山の伝説である「桃太郎伝説」と「温羅伝説」を基に、大義の対立を描くものとなっている。高橋は鬼の温羅役、増田は桃太郎のモデルである吉備津彦役を演じる。
増田は、「どちらが悪で、どちらが正義なのかというテーマがあり、繊細な対立が描かれると思います。氷上でスケート靴を履いての殺陣もあるらしいです」と語り、堤監督も「間違いなくあります!」と応じた。
スケート経験がほとんどない増田は、周囲から「なぜその仕事を引き受けたのか」と驚かれることが多いと明かし、同じくアイドルグループのKing & Princeの永瀬廉からも「今すぐ断った方がいい」と冗談交じりに言われたことを笑いながら振り返った。
最近、高橋からスケートを教えてもらったという増田は、高橋から「非常に上手」と評価され、自信を持った様子で「素晴らしい仕事を受けてしまったが、頑張って成長していきたい」と意気込みを見せた。
さらに、SUGIZOは「増田さんのかっこいいスピンやジャンプをイメージして曲を作っています。3回転を目指しましょう!」と挑戦的な提案をし、増田は「スピン!? 3回転!?」と驚き、場を和ませた。SUGIZO自身もインラインスケートの名手であり、増田が「一緒に滑ることはできるか?」と尋ねると、「演奏しながらは難しいですが、何かのタイミングで皆さんと一緒に滑るかもしれません」と前向きな姿勢を示した。
公演は2025年7月5日から7日まで、横浜アリーナにて全5公演が予定されている。注目のW主演による新たな氷上エンターテインメントが、ファンの期待を集めている。