長嶋一茂、6000万円投資の会員制バーが1年で閉店危機に直面 - 経営不振を示すインスタ削除の真相とは

admin2025-03-12  8

 

3月9日、元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂が、バラエティ番組「一茂×かまいたち ゲンバ」(日本テレビ系、以下「ゲンバ」)に登場し、自身が経営する会員制バーの厳しい状況を明かし、視聴者の関心を集めた。

 

この番組は、一茂とお笑いコンビ「かまいたち」の山内健司、濱家隆一が進行役を務め、世の中であまり知られていない「キニナルゲンバ」を訪れ、率直な意見を交わすという内容で構成されている。

 

この日、彼らは東京・青山にあるスムージー専門店を訪れ、そのこだわりや立地について話を聞いていた。しかし、話題が一茂のバーに移ると、濱家さんが軽いジョークで「ご自身のバーのことを考えてください」と問いかけた。実は、一茂は2024年2月に東京の麻布十番で会員制バー「NEUTRAL」をオープンしたばかりだった。

 

一茂は、落ち込んだ表情で「実は、いろいろあってやめようと思っている」と閉店を考えていることを告白した。彼は「俺は飲食業が向いていないとわかった」「お客さんが来ても全く笑えなかった」と自身の苦闘を語り、視聴者の心を打った。

 

その後、一茂はスムージー店のスタッフに「うちの店でやる? 売るとなると大変だからさ」と冗談めかして交渉し、スタジオは笑いに包まれた。

 

わずか1年で閉店の危機をほのめかす一茂のバー「NEUTRAL」は、どのような店舗だったのか。完全紹介制で、麻布十番の一等地に位置する新築ビルにあり、座席数はわずか7席。一般客の入店ができないため、来店のハードルは高いと言える。

 

また、バーの特長として、週に1回、一茂が親しくしている湯河原の寿司店の店主による寿司の提供というユニークなスタイルがあった。2024年12月には「ゲンバ」での取材時、一茂は月50万円の家賃と初期投資6000万円についても触れていた。

 

高額な投資を行った一茂の店舗は、女優の大地真央さんの夫で国際的なデザイナー、森田恭通が内装を手掛けるなど、豪華なスタートを切った。初日には著名人が多数招待され、秋元康さんが自身のインタビューでも絶賛するなど、期待が高まっていた。

 

しかし、最近では店舗のInstagramアカウントが削除されるなどの不穏な動きも見受けられ、関係者の間で注意が向けられていた。一茂は「金は出すが、口は出さない」というスタンスから、店舗運営に対する直接的な意見は少なかったようだ。会員制という特性上、オーナーとしての気配りも求められるが、彼は客とのコミュニケーションに苦手意識を持っていることも明らかになった。

 

芸能界では一茂の率直な発言が評価され、多くのバラエティ番組で引っ張りだこだが、飲食業界では思わぬ苦戦を強いられているようだ。