玉川徹氏、同行者のSNSにより居場所が特定され待ち伏せされる事態に「僕も経験した」

admin2025-03-12  7

元テレビ朝日社員の玉川徹氏が12日、「羽鳥慎一モーニングショー」に出演し、東京都新宿区で発生した女性刺傷事件についてコメントを行った。この事件は11日の午前中、女性がインターネットで動画を生配信中に刺されるという衝撃的なものであった。

事件は新宿区高田馬場4丁目の路上で発生し、22歳の女性が男に刃物で首や胸を複数回刺されて死亡した。警察は、現場にいた栃木県小山市の42歳の男、高野健一容疑者を殺人未遂で現行犯逮捕し、その後、殺人容疑に切り替えた。女性は人気のライブ配信者であり、アプリ「ふわっち」を利用していたとされ、事件前には「山手線徒歩1周」の生配信を予告していた。

番組では、ITジャーナリストたちがこのような生配信の危険性について議論し、玉川氏は自身の経験を交えながら注意喚起を行った。玉川氏は、昨年、ラジオのスタッフと釣りに行った際に、同行者がSNSで釣り船の情報を発信したことが、思わぬトラブルを引き起こしたと語った。

「横浜から釣り船をチャーターして楽しんでいたが、港に戻った際、店員から『変な人が来ているので降りないでください』と警告された」と玉川氏は振り返る。実際、彼らがその場所にいることを知っていたのは、同行者がSNSに投稿した画像に釣り船の屋号が写っていたからだという。この経験を受けて、玉川氏は「以降は、必ずイベントが終了した後に情報を公開するようにしています」と自衛策を明かした。

玉川氏は、今回の事件が自身や同行者に向けられたものかはわからないが、警戒心を持つことが重要だと強調した。「もしかしたら、その人は好意的だったのかもしれませんが、危険性を考慮せざるを得ません」と述べ、視聴者にも注意を促した。
この事件を受けて、インターネットでの生配信の危険性に対する関心が高まっており、専門家たちはSNSの利用時にプライバシーの重要性を訴えている。特に、リアルタイムでの位置情報の公開が引き起こすリスクについては、今後も議論が続くことが予想される。