柳家権太楼、食道がんを公表し治療専念 4月公演は医師の指示で欠席「断腸の思い」で療養を選択

admin2025-03-12  7

落語界の重鎮である柳家権太楼(78)が、4月に予定されていた公演を欠席することを自身のSNSで発表しました。彼は現在、食道がんの治療に専念しており、「断腸の思いで」という言葉でその決断の苦しさを表現しました。

 権太楼は、今年の初めに食道がんと診断されたことを公表し、1月は療養に充てると告げていました。その後、「2月以降は体調を見ながら、高座に復帰できるよう努力する」との意気込みを示していましたが、治療の進行状況を考慮し、4月の公演に参加できないことが決まりました。

 4月20日には「柳家権太楼一門会~百花繚乱~」が予定されており、この公演のチケットは2月に発売され、瞬く間に完売しました。ファンからは権太楼の復帰を願う声が多く寄せられていたため、彼の欠席の知らせは大きな衝撃をもたらしました。

 公演主催側は、「権太楼が病気治療のため、本公演への参加を見送ることとなりました」と発表し、彼が出演を諦めることの難しさを強調しました。医師の助言に従い、療養に専念する決断を下したということです。「しかし、こうした状況だからこそ、師匠の想いを胸に、一門会は開催し、弟子たちが精一杯高座を務めます」と呼びかけました。

 権太楼は、4月6日に予定されていた「第七回せせらぎ寄席」への出演も見送ることが決まり、代役として瀧川鯉昇が出演することになりました。権太楼の早い回復を願う声が多く寄せられる中、ファンは彼の帰りを心待ちにしています。