プロフィギュアスケーターの高橋大輔選手が12日、東京都内で行われたアイスショー「氷艶 hyoen 2025 -鏡紋の夜叉-」の記者発表会に出席しました。このイベントでは、NEWSの増田貴久さんとのW主演が発表され、2025年7月5日から横浜アリーナで開催されることが明らかになりました。
「氷艶」は、日本文化とフィギュアスケートを融合させた斬新なアイスショーで、今回で4回目の公演となります。演出は映画監督の堤幸彦氏が手掛け、「桃太郎」のルーツとなる「温羅伝説」を基に、正義と悪の葛藤を描く作品です。
高橋選手は「以前から『氷艶で桃太郎の物語をやりたい』と考えていた」と語り、「プロデューサーにもそのことを伝えていたので、ついに実現できて嬉しい」と期待を寄せました。増田さんは、桃太郎のモデルである吉備津彦を演じ、高橋選手は鬼のモデルである温羅を演じることになります。「この舞台を通じて、何が悪で何が正義なのか、さまざまな視点から考えさせられる作品になると思います」と述べました。
W主演にあたり、リハーサルのために増田さんのライブを観た高橋選手は、「彼のパフォーマンスは多彩で、楽曲やその世界観によってさまざまな表情を見せてくれた。これだけの人と共演するのだから、僕自身もパフォーマンスのレベルを上げていかなければならない」と、強い緊張感を持っていることを明かしました。
アイスショー「氷艶」は、観客に新たな視覚体験を提供し、日本の伝説を現代の舞台で再解釈する挑戦的な試みとして注目されています。フィギュアスケートの魅力と日本の豊かな文化が交錯するこの公演は、多くのファンに愛されることでしょう。
