視覚に障害を持つピン芸人、濱田祐太郎(35)が12日、大阪市中央区にて吉本興業本社で開かれた記者会見に出席し、来る5月30日に開催される吉本新喜劇の公演「盲目のお蕎麦剣士」で主演を務めることを発表した。
濱田はほぼ全盲でありながら、2018年に開催された「R−1グランプリ」で16代目の王者として名を馳せた実力派漫談家。彼のユニークなスタイルと人柄が多くのファンを魅了し、昨年2月に参加した「大阪マラソン」で吉本新喜劇のGMである間寛平(75)との交流が深まり、今回の出演オファーが実現した。
新作の時代劇では、濱田は蕎麦屋で働く盲目の剣士を演じる。共演陣には寛平をはじめ、濱田と同期のコンビであるもものせめる。(31)とまもる。(31)、さらに殺陣の達人である平山昌雄(50)が加わる。濱田は「寛平師匠のつえと僕のつえでしばき合いをしたい」と、チャンバラシーンへの意気込みを語った。
初の演技挑戦となる濱田は、独自の方法でセリフを覚えている。マネジャーが文字起こしした内容をスマートフォンの音声機能を使って覚えるという工夫を凝らしている。同時に、平山から殺陣の指導を受けており、公演までの約2カ月半、特訓を重ねている。濱田は「寛平師匠や新喜劇の皆さんの力を借りて、新たな挑戦を成功させたい。歴史に残る1ページを刻む」と意欲を燃やしている。
今回の公演は、視覚障害を持つ芸人が主役を務めることで、障害者の可能性を広げるきっかけとなることが期待されており、観客に感動と笑いを届けることを目指している。濱田の新たな挑戦に、多くの注目が集まっている。