日本テレビの岩田絵里奈アナウンサー（29）が11日に放送された「カズレーザーと学ぶ。」（火曜夜10時）で、父親の職業について語る場面があった。この日のテーマは「日本を変える令和の新法律SP」で、さまざまな芸能人が新しい法律の提案を行い、それについて活発な議論が繰り広げられた。
議題の一つとして「救急車を有料にすべきかどうか」という内容が取り上げられた際、岩田アナは「私の父は外科医なんです」と切り出し、医療従事者の過酷な現実を語り始めた。彼女は「当時はポケベルが手放せない状態で、深夜の2時だろうが3時だろうが、呼び出しがあればすぐに行かないといけない」と、医師としての厳しい勤務環境を説明した。
さらに、岩田アナは「子供の頃、家族で遊園地に行っても、急に呼び出されて帰らなければならなかった」とも述べ、私生活と仕事の境界が曖昧になるほどの忙しさを明かした。彼女は、医療現場での使命感がなければ、このような生活には耐えられないとし、また「お給料も他の科と変わらない」と、医療従事者が抱える現実的な問題についても触れた。
この発言は、医療従事者の労働環境や、救急医療の重要性に対する社会的な理解を深めるきっかけとなった。近年、医療現場における過重労働や救急医療の重要性が注目されている中、彼女の言葉は多くの視聴者に響いたと考えられる。
専門家の意見によれば、救急医療の質と労働環境の改善は、より良い医療サービスを提供するために不可欠であるという。今後も医療従事者の声が、社会全体の理解を促進することが期待される。
