
俳優の谷原章介(52)が24日、フジテレビの情報番組「めざまし8」に出演し、兵庫県知事・斎藤元彦氏に関する疑惑告発問題について言及した。この問題は、昨年の知事選期間中に日本維新の会所属の県議3人が告発者の私的な情報を政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志氏に提供したことに関わるものである。
県議3人は23日、神戸市内で記者会見を行い、情報提供や漏えいを事実上認めて謝罪した。彼らは、文書問題に関する判断材料を県民に示すために、情報の真偽が不明なまま文書を渡してしまったと説明した。このような行動が引き起こした影響については、県民の信頼を損ねる結果を招いたことが懸念されている。
会見に出席したのは、文書問題調査特別委員会の元副委員長である岸口実氏、元委員の増山誠氏、そして県議の白井孝明氏である。岸口氏と増山氏は20日に百条委の委員を辞任し、増山氏は会見で離党届を提出したことを明らかにした。議員辞職については「有権者の声を聞いて判断したい」と述べ、今後の方針については慎重に検討する意向を示した。
彼らの説明によれば、岸口氏は昨年11月1日に、斎藤氏を告発した元県民局長の私的情報を立花氏に渡す場に同席した。その文書には、今年1月に亡くなった竹内英明元県議が文書問題の「黒幕」とされる内容も含まれていた。岸口氏は会見で「私から渡ったことは否定できない」と認め、文書内容については「事実か判断できなかった」と釈明した。
さらに、増山氏は昨年10月31日に、知事選への影響を考慮し非公開とされていた百条委の尋問の音声データを漏えいしたことを認めた。白井氏は立花氏と3回電話したことを明かし、「情報提供と言われても仕方ない」と述べた。
立花氏は11月の知事選に立候補し、斎藤氏を支持する立場から文書問題を追及している。彼は、受け取った情報をインターネット上で公開し、拡散した事実についても言及した。
谷原は今回の問題について、元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏の意見を引用しつつ、「何でもかんでも秘密を暴露することが許されるわけではないが、今回のように情報を提供した増山、岸口両県議は、百条委員会で斎藤知事に関する問題を確認する立場にありながら、情報を漏えいしている。非常に重い事態だと思う」と自身の見解を述べた。
この一連の出来事は、政治と報道の関係、さらには公職者の倫理について再考を促す重要な問題となっている。今後の展開が注目される。