「後輩の隠れた想いと先輩のからかいが生む青春模様—作者インタビューで語る恋愛のリアル」

近年、コミックの映像化やドラマ化が進む中、特に注目を集めているマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、「マンガUP！」に連載中の作品『きみって私のこと好きなんでしょ？』(スクウェア・エニックス刊)から、エピソード『憧れの先輩に好きバレしてた話』を取り上げる。この作品は、人気ライトノベル『きみって私のこと好きなんでしょ？』(GA文庫刊、著者：望公太、イラスト：日向あずり)を基にしたコミカライズであり、作画を担当する蓖楼イチさんが1月4日にX（旧Twitter）に投稿した際には、3000件を超える「いいね」と数多くのコメントが寄せられた。そこで、蓖楼イチさんにインタビューを行い、作品の魅力や創作の裏側について伺った。

■意中の先輩からの思わぬ質問が引き起こすドキドキの展開

物語は、文芸同好会に所属する2人、黒矢総吉と白森霞の交流を描く。白森は学校内でも美少女四天王の一人であり、その魅力的な性格と見た目で周囲を惹きつけている。後輩の黒矢は、彼女の存在にいつも心を奪われていた。
ある日、2人は同好会の活動の一環としてオセロを楽しむことに。初めは全く勝てなかった黒矢も、特訓の成果を発揮し、ついに白森に勝利を収める。勝利の余韻に浸る中、白森から「私に勝ったご褒美に何かしてあげよっか？」という提案が。これに驚いた黒矢は思わず妄想を膨らませ、白森から「きみって私のこと好きなんでしょ？」と直球の質問が飛び出す。これに対し、黒矢はどう反応するのか…。

この甘酸っぱい恋愛模様に対し、読者からは「青春真っ只中だ」「このシーンは最高」「先輩がかわいすぎる」といったコメントが寄せられ、盛り上がりを見せている。

■心をつかむキャラクター描写と演出へのこだわり

――本作のキャラクター描写において、特に意識している点は？

読者の視点を大切にしたカットを多く取り入れ、ヒロインの表情や動作を可愛らしく描くよう心がけています。

――人気作品をコミカライズする際に気をつけていることは？

原作のファンが多いので、その期待に応えるために、絵の魅せ方やストーリーの展開に工夫を凝らしています。読者にとってより魅力的に映るように、話数を重ねるごとに努力しています。

――特に気に入っているシーンはありますか？

黒矢が白森への想いを語るシーンが特にお気に入りです。彼が彼女の前で思いを伝える一方で、白森がこっそりそれを聴いて照れている様子がとても可愛らしく、思わず応援したくなります。

――今後の目標を教えてください。

「きみ好き」を通じて多くのことを学びました。次回作では、さらなる成長を遂げて、読者の感情を揺さぶる作品を作りたいです。

――読者へのメッセージをお願いします。

応援してくださる皆様に感謝しています。これからも素敵な作品を届けられるように努力していきますので、今後とも応援よろしくお願い致します！